無題

僕は常々思うことがあるんですがあまり表に出しません。
が、これからは表に出してみようと思います。

今日は僕が外に出る理由です。
現在、僕は週4回施設に通い、それプラス月数回の外出をしています。
考えてみると人工呼吸器ユーザーにしては、けっこう外に出てる方だと思います。

なぜかというと・・・
ひとつは遊びたいということもありますが、もちろんそれだけではなくて、体力を落としたくないことや僕みたいなやつもいるぞとアピールしたいからです。
体力に関してはどうしたって障がいのため、落ちていくのでせめて落ちるスピードをほんの少しだけでも、遅くできればいいなと思ってのことです。

「僕みたいなやつもいるぞ」というアピールについてですが
僕は昔は外に出るときに、いつも子供の視線が自分の方に向かっていて好奇の目で見られるのが嫌でした。今考えれば仕方のないことで、僕も子供の立場なら同じようにしていたでしょう。
でも、一番の問題はそういう人たちがいることを知らないことが問題なのだと思います。
もちろん、誰のせいでもありません。知る機会がないだけですから。

そこで、少しでも「僕みたいなやつもいるぞ」というアピールをするために外に出ています。
街の風景に車いすの人や、「僕みたいなやつ」が溶けこめられるように。
最近は車いすの人を見かけることが増え、風景に溶け込むところまでになったようです。

僕はここからが大事だと思うんですが、子供が「僕みたいなやつ」を見たときに「なんで、機械を着けてるの？」と親に聞くと思うんです。そこで、親は「あんまり見ちゃダメ！」とか言って子供に説明できていないことがよくあります。
そういうときに、子供にこういうことなんだと教えてあげてほしいです。わかる範囲でいいんです。
もちろん、急いでる時に教えられないということはあるでしょうけど、
そういうときは家に帰ってから教えてあげてもいいと思います。

子供のころからこういうことを知っていたら、もっと理解されやすくなると覆います。